アメリカの心理学者マズローが
人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである
と仮定し人間の欲求を階層で理論化したものを
「マズローの欲求段階説」と言います。
仕事への取り組み方など研修資料に使えるので経営者にオススメです。
1)生理的欲求 (Physiological needs)
生命維持(食事・睡眠・排泄等)の本能的・根源的な欲求を言います。
人間を除く動物がこのレベルを超えることはほとんどないそうです。
2)安全の欲求 (Safety needs)
安全・経済的安定・健康の維持・良い暮らしetc・・・
すでに得ている人が多く健康な大人がこの「安全の欲求」を欲する事はあまりないようです。
3)社会欲求と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、これら欲求が現れるそうです。
・自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚
・情緒的な人間関係・他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚
4)承認(尊重)の欲求 (Esteem)
自分が価値のある存在と認められ尊重されることを求める欲求です。
尊重のレベルには二つあるそうです。
低レベル尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目等
高レベル尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性等
これら欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じるそうです。
5)自己実現の欲求 (Self-actualization)
1~4の欲求すべてを満たされたとしても、まだ人間は欲が満たされないようです。
5番目の欲求は自分の能力と可能性を最大限発揮し具現化したい欲求です。
すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになるとの事
これら5つの欲求全てを満たした「自己実現者」は次のようになるそうですが真相は如何に??
- 現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
- 自己、他者、自然に対する受容
- 自発性、素朴さ、自然さ
- 課題中心的
- プライバシーの欲求からの超越
- 文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
- 認識が絶えず新鮮である
- 至高なものに触れる神秘的体験がある
- 共同社会感情
- 対人関係において心が広くて深い
- 民主主義的な性格構造
- 手段と目的、善悪の判断の区別
- 哲学的で悪意のないユーモアセンス
- 創造性
- 文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越
マズローは晩年にさらにもう一つの段階があると発表したそうです。
6)自己超越 (Self-transcendence)
自己超越を果たした人は次のようになるそうです。
- 統合された意識を持つ
- 落ち着いていて、瞑想的な認知をする
- 深い洞察を得た経験が、今までにある
- 他者の不幸に罪悪感を抱く
- 創造的である
- 謙虚である
- 聡明である
- 多視点的な思考ができる
- 外見は普通である
なるほど・・・
こんな人が居たら最高ですね。
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%程度とのこと・・・
ちなみに子供でこの段階に達することは不可能だそうです。
と、
言うわけで??
自己超越も良いけれど
人生のかたちはいろいろです!!
私吉田は
健康で元気に楽しく過ごせれば最高~
と、心底感じているので
今の自分で充分に満足で幸せです。
とにもかくにも
健康で元気に楽しく過ごせる日々に感謝