真実6「ウチの業界には合わない」なんてことはない!

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の影響で、実店舗型のビジネスや対面型の営業が中心だった企業は厳しい経営状況に追いやられていますが、コロナ禍でも売上を伸ばしているのがネット通販業界です。

実店舗で買い物をしていた方が、インターネットでモノを買うようになるなど、スマホが登場したときと同じように、私たちの生活は大きく変わってきていて、通販ビジネスの可能性を探っている経営者の方も少なくないよう
です。

通販で売上を上げたいとなった場合、典型的な例は、ECサイトの立ち上げです。業者に頼むと50万~1千万ほどのコストがかかるのですが、立ち上げれば立ち上げたで、今度は「ぜんぜん売れない」という問題にぶつかることになります。

相談に来られる方に話を聞くと、「ECサイトを作れば売れると思っていた」という方も多く、こうした場合「もっと目立つようにしましょう」「人気のユーチューバーに紹介してもらいましょう」などという営業の餌食に
なっていたりもします。

プランがないから「何とかしなきゃ」と枝葉に走ることになっているのですが、そもそもの順番が違っているのです。

プランがないのに、いきなりECサイトを作ったり、どの程度の効果を得られるかわからないのに広告を出したりしているのです。

これでは、やりもしないのに、取りあえず機械だけ購入してしまっている私のダイエットと一緒です。それでも試行錯誤して、どうにか打開しようとするなら、まだ良いでしょう。残念なのは、「やはり、ウチの業界にインターネットは合わない」という結論を出してしまうことです。

なぜか、この結論を出す方たちは「ウチの会社」ではなく、決まって「ウチの業界」と言います。

でも、待ってください。

パレートの法則があるように、同じ業界でも結果を出している1~2割の会社もあるのです。たとえば、外壁塗装。激戦区なので簡単ではありませんが、正しいウェブマーケティングを実践すれば、利益率も高いので大きな利益を出せます。

激戦区ということは、反響があるということ。お問い合わせや購入まで結びつかないのは、たんに選ばれていないだけです。つまり、どう選ばれるかという話なので、これは強みや差別化要因の話なのです。

ウェブの真実の6つ目、「ウチの業界にインターネットは合わない」というのは勘違いということ!

「集客するにはウェブが手っ取り早い」のではなく、「集客するにはウェブが一番効果的」と考えられれば、次のステップに進めます。