SNSの無駄な時間を削ぎ落とす――これが、僕が大切にしている「やらないこと」の一つです。
SNSは本来、自分の想いや考えを発信するためのツールであるはずです。しかし、気がつけば「イイねの数を増やしたい」「フォロワーを増やしたい」といった承認欲求に振り回され、無駄な時間を過ごしてしまうことがあります。共感の数が多ければ多いほど良いと錯覚してしまうのは、SNSの落とし穴かもしれません。
でも、本当に大切なのは数ではなく質です。表面的な共感や同意を得ることに意味はありません。SNSの世界では、誰もが自分の見せたい部分だけを切り取って発信します。そんな情報に対して得られる「イイね」や共感は、本当に自分の考えに共鳴してくれているものなのでしょうか?
僕は、SNSを承認欲求のためではなく、自分が心から伝えたい想いやメッセージを発信する場にしたいと考えています。たとえ反応が少なくても、自分の言葉に心から共感し、繋がってくれる人がいる。それこそが、SNSにおける本物の繋がりではないでしょうか。
SNSの活用は、「竹の節目」のように、ちょっとしたスキマ時間にするのが理想的です。好きな時間の5分や10分、コーヒーを飲む感覚でSNSを利用する程度がちょうど良いのです。それ以上、SNSにどっぷり浸かってしまうと、知らず知らずのうちに時間が奪われ、無駄な焦りや承認欲求に振り回されてしまいます。
世界中どこにいても、自分の想いを発信できる時代だからこそ、質の高い繋がりを大切にしたい。薄っぺらい共感やその場限りの同意はいりません。だからこそ、SNSを使うときは「何のために発信するのか」を自分に問いかけ、意味のある発信をしていきたいと思っています。
SNSは、数を競うものではなく、自分が伝えたい想いを届けるためのツール。人数よりも質の高い繋がりこそが、本物の共感であり、自分にとって意味のある繋がりだと信じています。