(5)家族や親戚だからこそ我慢するのをやめる
昔は、家族や親戚、ご近所で助け合わないと生きていけない時代がありました。だからこそ、集落という形で人々は支え合っていたのです。昭和の頃は大家族が当たり前でしたが、時代は変わり、核家族へ、そして今では、一人暮らしやお一人様のライフスタイルも一般的になり、助け合いに頼らずとも自立して生きていける時代になりました。
だからこそ、家族のあり方も変わるべきだと感じています。家族は、窮屈な場所であってはいけません。自由にのんびり過ごせる、心が安らぐ場所こそが本来の“ホーム”だと思います。
無理に我慢してまで関係を保つ必要はありません。たとえ家族でも相性があります。合わない相手に無理に合わせるのは、自分を苦しめるだけです。幸いにして、僕には相性の悪い家族親戚はいませんが、もしそういう相手がいるなら、どうか我慢せずに全力で離れてください。最も怖いのは、嫌なのに一緒に暮らす関係性です。
だから今は、嫌なことは嫌だと伝え、無理なことは無理だと言うようにしています。
家族だからといって、自分の人生を犠牲にする必要はありません。大切なのは、自分がどう生きたいか。そして、どんな人と関係を築きたいか。それを大切にすれば、自然と心地良い関係だけが残っていくのだと思います。
我慢しない。自分の心を守る。それが、僕が今、大切にしている生き方です。