僕の母は約10年以上死ぬまで『疼痛性障害』で苦しみました
僕に出来ることは優秀なお医者さんを探して母の病気を治してあげることしかなかった
必死に探し、都内の某病院で名医と言われている先生に診てもらった
診察室に僕も一緒に入って先生の話を伺う
すると、先生はこう言い放った
『痛いと言うから痛くなるんです!この病気は気持ちの持ちようなんです!』
・・・殺してやろうかと思った
「痛いから痛いと言うんでしょ?」
「楽しいから笑うんでしょ?」
「理屈じゃねーんだよ!」
「治療とはなんだ?」
僕は二度とその医者には行かなかった
診察後母は泣いていた
僕は
「先生の言うことは無視していいよ」
「痛いんだから痛いときは我慢しないでどんどん言って!」
病気って心と身体の両方のケアではないか?
本当の治療は話をきいてあげて安心させてあげることなんじゃないか?
母は夢中になって話をしているときや
美味しい食事をしているときは『痛い』と言わなかった
病気になる前は誰よりも痛みに強かった母は今はもういない
今となっては叶いませんが
もし時が戻せるなら仕事なんて全て放り投げて死ぬまで一緒に暮らしてあげたかった
人生一度きり
後悔しないために