はじめに

あっという間に、あの『超・ネット販促』を世に出してから15年が経ちました。インターネットの世界は目まぐるしく進化し、SNSの主役も、検索アルゴリズムも、広告の手法も大きく様変わりしました。今ではAIやチャットボット、ライブコマースなど、当時は想像もしなかったような技術が当たり前のように使われています。

でも・・・

情報やツールは変わっても、マーケティングの「本質」はまったく変わっていません。僕が当時から一貫して目指していたのは、「数値的根拠を持った実践」と「高速PDCAによる改善」。小さく素早く試して、すぐに振り返り、次に活かす。これを何度も何度も繰り返す。それが成果を出す一番の近道であり、今も変わらない成功の秘訣です。

『超ネット販促』を出版した当初、全国からたくさんのお問い合わせをいただきました。

「うちの会社でもできるでしょうか?」
「今すぐマネしてみたい!」
「一緒にやってみたい!」

そんな熱い声に背中を押されるように、僕は読者の皆さんと二人三脚で数多くのプロモーションに携わってきました。売れる商品作りから、販売戦略の立案、ウェブの設計、広告運用まで。気がつけば、本当に多くの方の挑戦を共にサポートする毎日になっていました。あのとき挑戦したのは、地元・栃木の名産「かんぴょう」を使った「かんぴょううどん」。どこまでウェブで売れるのか?を、たった1ヵ月間という短期集中のリアルタイムレポートとして書籍化したのが『超ネット販促』でした。

今回の本は、その続編というより、進化版。

1ヵ月ではなく「1年間」にスケールアップして、実際のネット販促をリアルタイムでレポートしていきます。短期戦とは違い、長期戦だからこそ見えてくる課題や、仕掛けのタイミング、売上が落ちたときのてこ入れ戦略など、より現実的でリアルな「販促の舞台裏」をお見せできると思います。

1年間の間には、想定通りにいかないことも山ほどあるはずです。でも、だからこそ面白い。だからこそ、価値がある。どんなドラマが待ち受けているのか?僕自身もワクワクしながら、今こうして「はじめに」を書いています。読者の皆さんには、この本をまるで一緒にプロジェクトに参加しているかのような気持ちで読み進めていただけたらうれしいです。「自分だったらどうするかな?」と想像しながら、一緒にドキドキ・ハラハラしてください。そして、あなた自身の販促にも、ぜひこの本の「気づき」や「仕掛け」を活かしていただけたら・・・。

それこそが、僕にとって一番うれしいことです。

ページをめくる準備はいいですか?
1年間のリアルネット販促、いよいよスタートです!!

著者:吉田英樹