第2回 ブランドキーワードとプロモーション相関図

開催日2021年11月16日(火)14:00~


チーム名をつける

Renさん「ケーナチーム」


香川さん「チームニコニコ」


ブランドキーワードを考える

アクセス数を今後、どのようにどれくらいまで伸ばしていくかを目標に掲げる。以前、ある顧客は目標を2000PVに設定したところ、17年経って、1千万件以上になった。現時点で閲覧数が少なくても、やり方次第で1000、2000くらいには伸ばせると吉田さん。そのためには、ヒットしやすいキーワードが大切。どんなワードで見てもらいたいか、それが即ち「ブランドキーワード」になる。

Renさんなら、「ケーナ」「音楽」など、香川さんは、「ハスキー」「動物」…といった具合に、まずはどんなキーワードがあるか、どんなワードで検索に引っかかって欲しいか、思いつくだけ書き出してみる。

Renさんはやはりケーナ。ここでは絶対的な1位がとりたいところ。組み合わせで「ケーナ」+「レッスン」など、うまく設定していければもっと広がっていく。

香川さんは「犬種」であげたらあっという間に100以上は並ぶため、犬種を辞書のようにページするというのも有効。TV番組などでタレント動物を起用したいという時、たいていはそれぞれのTV局でプロダクションが決まっていることが多いが、都合が合わない時やイメージに合わない時にはやはりまずはネットで探すことが多い。そこにひっかかるワードを探りたい。(例:噛み付く犬など)

今はとにかくネットの時代。脳を使わなくても情報が収集できる。しかしこれを1つのページですべてまかなおうとするのは無理。WEBでは1ページで1テーマが理想。1ページのキーワードは最大3つ。かといって200キーワードで200ページ…というのも大変。また、SNSと連動したりするのもあり。注意点は、アメブロのようにアクセスが増えてもこちらの収入につながるものではないものは注意。5年後10年後も残って検索されていくものを作る。

キーワードというのは、具体的なものはすぐに集客につながるワードとして有効だが、逆に難しいのは「ビッグキーワード」といって、意味やターゲットが広すぎるワード。検索する人は多いが、「今すぐ必要」としているわけではない人が多い。またビジネスを始めるとき、田舎の人がいないところでやるのはハードルが高くなる。しかし都会で人がいるところは、競争率も高くなるが、人が大勢いるためやりやすい。最初にやるのは、いきなり完璧なものを作ろうとするのではなく、まず人を集めること。これがWEBでいうところのアクセス数。ここに何人住んでいるか=何人が見たか、何人が集まっているか、ということ。吉田塾としてやるからには、半年後には2万アクセスくらいほしい。

(参考)
法則の例として、売り上げを「1」あげたい場合、それに必要な問い合わせ数は10件(10倍)と言われている。そして実際にHPの問い合わせフォームから問い合わせが送られてくるまでに必要なアクセス数はこの10倍(100pv)。さらにそこに行くまでのHPへのアクセス数となるとさらにこの20倍、2000アクセスと言われている。

逆から見れば、2000pvのアクセスがあっても、そこから問い合わせフォームまで行く人は1/20(100人)、そこから実際に送信までする人はそのさらに1/10(10人)。その10件の問い合わせのうち、契約(売上)になるのがせいぜい1件…ということ。

売り上げを「1」あげるために、これだけのアクセス数が必要という計算。この「率」をあげていくための工夫が売り上げ向上への施策となる。

ちなみに紙(チラシ)だと3万枚で1件と言われ、QRコードは1万件に1人のアクセスといわれている。
またネット広告で検索した場合のクリック率は5%(ただし上位に表示された場合)
即効性はないが持続性はあるのが紙媒体のメリットでもある。


相関図を作る

ネットで人を集めるための手段(集客のための手段)を思いつく限り「絵」で相関図を書いてみる。まずは中心(例えば自社のオフィシャルサイト)を決める。Renさんなら「Ren」でもいい。

そのためにはやはり枝葉となる情報サイトは必要(楽器の種類とかでも可)。ケーナのランディングページを作って、「ケーナとは」という風に深堀りしていくのもあり。とにかく、いかに知ってもらうかが重要なので、この場合はお金をかけて広告宣伝していくことも視野に入れる。

Renさんも、音楽に関連するところからどんどんサテライトが広がるが、いきなりニッチでかつ王道のケーナでいくより、何かのきっかけがあってケーナにつながる…という方がいいかも。吉田さん自身もRenさんとの出会いは、ラジオで「ちくわのケーナがある」というところから興味を持った。そもそもケーナを知らない(分母が広がらないという)ネックはあるかもしれないが、いかにいろんな情報をケーナに流入させるかが課題。

香川さんの場合、犬種だけでもたくさんあるので、情報サイト(サテライト)が作れる。本来アクセスするのに必要な広告や、SNSなどは不要。なぜなら情報を探しているBtoB向けとなり、ターゲットがダイレクトに情報を探しているものになるから。とはいえページはたくさんほしいので、そこから連携していくものが望ましい。ターゲットが決まっていれば作り込んでいけるので、注意を引かせるためにバナー(動画)などで“きっかけ”をつくり、問い合わせ率が高まるようにもっていく。そうすることで、まずはアクセスが集まりやすいものを作ろうというのが吉田さんからのアドバイス。

香川さんの希望としては、若いADさんたちは老舗のプロダクションには怖くて発注できないというケースがあるため、そういった若いADさんが探しやすいようにしたい、とのこと。きっかけにYouTubeなどを使うのもあり。電話など口頭で説明しても伝わりにくいものは、こういったものを埋め込んでパンフレットのように使う。例えば一口に「吠える」といってもいろいろあるので、実際に求めているものを動画なども使って提案していくとよい。

次回までの目標

ケーナチーム
2回目の営業塾ではWEBの分析をしていただいて、意外とアクセス数はあるんだと思ったが、その20倍30倍と増やしていかなければと思うとドキドキしています。次回までの目標はプレスリリースの企画を作るということで、これから内容を考えていきたい。やはりケーナという楽器を広めたいという気持ちが強くあるので、それを絡めてできたらと思います。チーム3人で頑張っていきたいです。

チームにこにこ
今回で分かったことは、自分で作ったHPがまったく役に立っていないということ。まずはそれを作り直す。手始めにサテライトで情報サイトをたくさん作って行く…ということをやっていきたいと思います。