キーワード連動広告の裏話
今日から不定期にはなりますが私が今まで実体験で感じた事のありのままを書いて行こうとおもいます。すべて実話ですので是非読んでいただけると嬉しいです。
(第1回)「サーチワードバナー広告の全盛期」
アドワーズとオーバーチュア広告が日本に導入される前の話です。当時ヤフーの代理店としてキーワード連動型の広告(今は無きサーチワード広告)を販売していました。サーチワードの特徴は非常に独占率と継続率が高い商品で継続率は平均80%超でした。私が当時小さな広告代理店で一人で年間売り上げを億単位で販売出来たのも継続率が高かったからでした。それくらい手間がかからない良い商品だったのです。
売る側としては最高の商品でしたが、買う側としては不満な点もありました。その中でも常に改善を要望していたのは一定の検索に満たないキーワードの寄せ集めで購入が出来なかった事です。これがもし実現できたら一気にキーワード広告の需要は一気に増えるはずである!と確信していました。
実際にヤフーの担当と定例ミーティングで(当時月1、2回ヤフーの会議室でミーティングを行っておりました)何とか実現出来ないものか?といろいろとユーザー側としての意見をだしておりましたが残念ながら実現はされませんでした。実現に至らなかった真意は分かりませんが、非常に手間がかかってしまう為に販売価格12万円では採算が取れないからだったと思います。
もうひとつ実現に至らなかった大きな理由は当時は、大量露出型のバナー広告プロモーション主流でした。広告にかかる費用は安くても月額100万円くらいで、ある程度の露出効果を出すためには最低でも500万円程度は使わないと意味が無いとまで言われていましたからね。それでも全国にアピールするには他のメディアに比べると安かったのですね。出稿する企業も比較的大手が多く中小企業ではなかなか手が出る商品では無かったのですね。
そんなインターネット広告の中で唯一安く買え、尚且つ反響が出やすかった商品がサーチワードバナー広告だったのです。私はインターネットの代理店としてこの商品を提供できる事を誇りに思っておりました。また販売方法さえ改善されれば今の数倍、いいえ数十倍の需要があると確信していました。今だから言うのではなく当時真剣にそう思っておりました。
日本の場合は検索方法に特徴があり、商品にならない枠がたくさんあったのですね。日本の文字文化の特徴だと思うのですがキーワードの検索の仕方がとにかく細かくなるのです。分かりやすく言えばこんな感じです。
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「賃貸の物件」を探している方だったらこうなります。
期間が長い場合・・・
「貸家」「借家」「賃貸マンション」「賃貸アパート」「アパート」
数ヶ月程度なら・・・・
「月極めマンション」「月極めアパート」「マンスリマンション」「マンスリーマンション」
数週間程度なら・・・・
「ウイークリーマンション」「ウィークリーマンション」など・・・
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上記のように漢字、カタカナ、ひらがなだけでも3種類あるのです、その他文法によっても違います。さらに「ー」で伸ばした表現と伸ばさない表現でも違ってきます。全角と半角でも違いますし大きい文字と小さい文字でも違うんです。
これ以上書いてしまうと1冊の本にしても書ききれないのでこの辺にしますが日本の文字文化はとても楽しく奥深いのですね。
つづく
次回は「そんなキーワード広告に転換期となる商品がやってきた!」を書きたいと思います。

