江戸時代後期の名君といわれた米沢藩中興の祖「上杉鷹山」のことばに、
「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」 という
皆さんもよく知っている名言があります。
私なりに詳しく訳すとこうなりました
何事もやろうと思えば何でもできます。
それができないのはやろうと思わないからです。
やとうと思い実行した行為、行動がすばらしいのです。
結果それがたとえ成功しなくともその行為は自分の為になります。
それだけでなく、他人のためにもなるのです。
ただ、注意したい点はポジティブ型の「なせば成る」と
ネガティブ型の「なせば成る」では大きく意味が異なります。
ポジティブ型・・・自己肯定の努力「なせば成る」発想は自信を強めます。
現実をしっかり見つめ、認めたうえで努力する事が大切なんですね。
このような自己肯定の努力を、仏教では「精進」と呼ぶそうです。
ネガティブ型・・・自己否定の努力は、ときに劣等感につながります。
例えば貧しい人が金持ちに負けまいとして頑張ってしまうと、結果劣等感が強まります。
「ひがみ」「ねたみ」「うらやましい」などの気持ちから生じた「なせば成る」では
決して良い結果は出ないと言う事です。=ないものねだりになるんです
そんなときは気持ちと考え方をちょっと変えてみる事が大切!
貧しい人が貧しいままに努力すれば、それはきっと自信につながります。
私にたとえるなら・・・・「ハゲはハゲのままに努力せよ! カツラでごまかすな!」
と言った意味でしょうかね・・・・・
おっと・・・・またいつもの暴走が始まってしまった!!
・・・真意はいずれにせよ、とても良い言葉です
上杉神社(山形県米沢市)の石碑