Kindle版 予約注文開始

『こえを持たない僕たちが、君に伝えたいこと』
10月7日発売 Kindle版の予約注文が開始されました。
▼この本を書き始めたキッカケです
もう20年も前のことになります。ある日、通勤途中に出会った一匹の犬。それがすべての始まりでした。毎朝、同じ道を車で走るたびに見かけるその犬は、古びた家の庭先で、鎖につながれたまま、じっと座っていました。
誰にも吠えず、遊ばず、ただ一方向を見つめている。 自由なんてどこにもないのに、その目は、なぜかまっすぐで、あたたかくて、どこか「信じている」ように見えたんです。その日から、僕の心の中に声が聞こえるようになりました。
「僕は、犬。繋がれていても、君のことを信じて待っているんだ」 そのとき僕は思ったんです。 この犬の気持ちを、僕の視点じゃなく、犬の「心の声」として書いてみようって。 そうして生まれたのが、最初の一編『僕は犬』でした。
◇ ◇ ◇
それから、気づけば20年。 日常の中でふと感じた「モノの気持ち」「存在の叫び」を、メモ帳に、ノートに、パソコンに、少しずつ少しずつ書き溜めてきました。そして2025年。ようやく、僕の頭の中だけにあった「僕は〇〇」シリーズを一冊の本としてまとめることができました。
タイトルは
『こえを持たない僕たちが、君に伝えたいこと』
この本に登場するのは、犬、カラス、ネジ、段ボール、雨、影。一見、なんてことのない存在ばかりです。 でもね、僕はどうしても伝えたかったんです。この世界に、「意味のない存在」なんて、ひとつもないってことを。見えなくても、声がなくても、嫌われていても、静かに、でも確かに、誰かを支えている存在がいることを。
◇ ◇ ◇
このエッセイは、すべて「僕の妄想」かもしれません。 だけど、その妄想に命を吹き込んでくれたのは、20年前のあの犬であり、それから出会ったすべての「こえを持たない」仲間たちです。


