【07】失敗を恐れるな

「失敗を恐れるな」にずっと違和感があった

「失敗を恐れるな」
経営書でも講演でも、どこへ行っても耳にする言葉ですが、この言葉に僕は昔から違和感を抱いていました。何故ならどう考えても「失敗は怖い」からです。失敗したら痛い思いをします。いろんな人に迷惑がかかります。下手したら命を落とすかもしれません!だから「恐れるな」と言われても、無理があるんです。むしろ失敗を恐れない人のほうが危ないと思いませんか?

僕が会社を立ち上げたばかり頃、勢いだけで「失敗を恐れず挑戦だ!」と走り出し、気づけば資金は底、家賃も払えない。理想だけで突っ走った結果、現実が全くついてこなかったのです。借金を返すまで8年を要しましたからね!!あの頃ほど「恐れの大切さ」を思い知った時期はありません。

「無謀と挑戦は似ているようでまったく別物」
「恐れを知らない挑戦はただのギャンブル」

なのです。

恐れはブレーキじゃなく、ハンドルになる

恐れるということは、一生懸命に「考えている」ということです。リスクを想像し、最悪をシミュレーションし、それでも一歩を踏み出す。 この流れがあると、恐れは不思議と覚悟に変わります。

覚悟なき勢いだけの「一歩」は最悪の道を進むことになります!勢いだけの視野が狭い絶対ほど危険なものはないのです。ワンピースのルフィーになったつもりで「俺は絶対にうまくいく」を美談にしてはならないのです。

過去の成功体験は、ときに未来の足かせになります。だから僕がいちばん恐れているのは、失敗そのものではなく、失敗から学ぼうとしないことです。

大切な事は失敗したら素直に反省をして
何故失敗したのかを多方面から分析して
次にまた同じミスをしないように修正をする

この地味な繰り返しこそが経営では一番強いのです。
僕の本業であるウェブマーケティングは全部このやり方です。

長く生き残っている経営者は全員派手な成功より、
修正の積み重ねを大切にしている人が多いです。

彼らは失敗を恐れないのではなく、
失敗を受け入れる準備ができているだけ。
恐れを力に変える方法を知っているのです。

知らない経営者は大抵うまく行かない事があると他人のせいにするので
僕はたとえ高額な報酬の仕事であっても絶対にその人の仕事は受けません

大きく失敗しないために「小さく崩して、小さく直す」

そしてもうひとつ大事なのは「失敗のものさしを自分で決める」ことなんです。 僕はこれまで、大きな博打はしませんでした。事業は「小分けにして試す」が基本です。

・小さく試す
・小さく崩す
・小さく直す

この繰り返しがポイント!
取り返しのつかない失敗をしないための僕なりのやり方です。

「失敗を恐れるな」という言葉は、人を鼓舞するための名言だと思います。 たしかにその意味も分かります。でも、現場の経営はもっと泥くさいのです。理想論だけでは会社は守れないのです。

恐れながら歩くからこそ、足元を見失わない。
恐れがあるからこそ、準備を怠らない。
恐れがあるからこそ、覚悟が育つ。

経営とは
「恐れを抱えたまま一歩踏み出す」

恐れていい。
立ち止まってもいい。
逃げてもいい。

僕は本気でそう思っています。