第1章:経営・ビジネス・働き方のやらない決断(9)
(9)広告はやらない
広告とは、消費者に情報を届けるための手段です。かつての昭和時代、大手企業はテレビや新聞といったマスメディアを活用し、広告を展開していました。一方で、中小企業にできる広告は新聞折り込みやポスティング、ダイレクトメール程度と限られていました。
しかし、インターネットの登場によって状況は一変。個人でもYouTubeやSNSを活用し、自由に情報発信ができる時代となりました。このような中で、今なお莫大な資金を投じて広告を行う企業は、非常にリスクが高いと考えます。特に中小企業にとって、広告費は経営を圧迫する大きなリスクとなりかねません。
現代において、広告は必ずしも必要ではありません。一方的な情報の押し付けは効果が薄れ、消費者の興味を引くのは難しい時代です。広告よりも重要なのは、「コンテンツ力」と「継続力」。経済力がなくても、価値ある情報を発信し続けることができれば、それが最強の広告となるのです。
これからの戦略として大切なのは、各コミュニティに適したコンテンツを数多く発信し続けること。SNSやブログ、動画などを駆使し、ターゲットに自然と情報が届く仕組みを作り上げることが重要です。
売り込むのではなく、「必要な情報を、必要な人に、自然な形で届ける」こと。単発の広告よりも、長期的なコンテンツの積み重ねがブランド価値を高めます。経済力ではなく、発信力と継続力が最大の武器となるのです。
今は企業だけでなく、個人でも発信力を持つ時代です。無駄な広告費をかけるよりも、価値あるコンテンツを作り続けることが、広告を超える最強のマーケティング手法となるでしょう。

