社長ブランディング - はじめに(改)

編集会議にて原稿修正依頼が入りました。書籍発売に向け原稿はどんどん変わります。出版された原稿はここでは公開しませんが、出版されるまでのプロセスを一緒に楽しんでもらえるようあえて古い原稿も残しながら順次更新して行こうと思います。

はじめに

この本を手に取ってくださったみなさま、こんにちは、吉田英樹です。
僕は株式会社アド・プロモートという、地方都市・栃木県小山市にある、ちょっと風変わりなプロモーション会社を経営しています。地方発の小さな会社ですが、これまで北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の中小企業とご縁をいただき、プロモーション支援をしてきました。

地域も業種も関係なく、現場に入り、社長と一緒に悩み、時には泥臭く走りながら、1500社以上の企業と本気で向き合ってきました。専門は、ネットを中心とした広告・販促・ブランディング支援。

最近では、放送局の立ち上げや書籍・番組制作にも取り組みながら、メディアを使って社長自身をブランドにするという新しい挑戦を続けています。

そんな僕が、長年の現場経験から一つだけ確信していることがあります。

それは
会社の未来は、商品でも、資金でも、人材でもなく、「社長そのもの」にかかっているということ。逆に言えば、どんなに優れた商品があっても、どれだけ広告費をかけても、社長が表に出ず、想いやビジョンを語らなければ、その会社は選ばれないという現実です。

社長こそが、会社の最大の広告塔であり、ブランドであり、存在意義そのもの。

でも、現実にはこんな声をよく聞きます。

「社長が前に出るのは恥ずかしい」
「目立つと嫌われるのでは?」
「うちは裏方の仕事だから、黙って支えるのが美徳だと思っている」

実は、僕も昔はそう思っていました。だから最初は、社員を目立たせ、組織に任せていくことが正解だと信じて、自ら前に出ることをやめたんです。
「社長は黒子に徹すべきだ」と。

でも、それが大失敗のはじまりでした。

会社が組織化し、重要なポストを任せた途端、その社員は社内外で注目されるようになり、「自分の力でここまで来た」と勘違いし始めたんです。やがて会社の理念から外れた発信を繰り返すようになり、最終的には顧客とスタッフを引き連れて独立。

何食わぬ顔で会社を去っていきました。

正直、そのときは悔しかったし、自分の判断を責めました。

でも同時に、ハッとしたんです。

実は僕も、以前勤めていた会社で役員を任されていた頃、まさに同じようなことをしていたんです。社長の背中が見えない中、自分なりに正解を探して動いていたら、いつの間にか会社の想いとはズレてしまっていた。

今思えばそれは、自分の未熟さだけでなく、社長の姿や言葉が見えていなかったことが原因だったのだと、後になって気づきました。

だからこの出来事も、決して社員が悪かったわけではない。僕自身が「社長として見せるべき背中を見せてこなかったこと」、つまり、社長自身のブランドが足りなかったということだったのです。

それ以来、僕は「社長が前に立つこと」の意味を深く考えるようになりました。

トップが自らの言葉でビジョンを語り、想いを発信する。
それが社員の行動の軸となり、会社の「軸」となる。
そして何より、社長自身が進化していく。

僕にとって、その第一歩が書籍の出版でした。それまでは、「ブランディングとは、あくまで商品やサービスの話だ」と思っていました。でもある日、お客様から言われたんです。「御社の商品は良さそうなんだけど、社長がどんな人か分からないから、正直ちょっと迷ってました」

その言葉に、ハッとさせられました。

「社長が見えていない会社は、信頼されない。」

それをきっかけに、自分の価値観や考えを「本」にまとめ、発信することにしました。
すると、周囲の反応がガラッと変わったんです。「本を出している社長」というだけで一目置かれ、名刺交換の時点で会話が弾み、信頼の入口が広がった。

出版は、自分の思想をブランドに変える最強の手段でした。

次に挑戦したのがラジオ。
書いたことを今度は“声”で届けようと考えたんです。最初はマイクの前で声が震え、緊張で汗びっしょり。でも続けるうちに、「ラジオ聴いてますよ」「声に安心感がありますね」と言ってもらえるようになり、文字では伝わらなかった人間性が、声には宿っていることを実感しました。

そして今度は映像(YouTube・SNSライブ)にも挑戦。
顔と声がセットになることで、信頼の伝達スピードが一気に上がり、「前から知ってる気がする」と言われるように。気がつけば、商品ではなく自分自身が選ばれるようになっていました。

SNSで日々の気づきや想いを発信していくうちに、共感が共感を呼び、「一度会ってみたい」「相談してみたい」と言われるようになり、取材依頼も増えていきました。

こうして僕は「ただの社長」から「ブランドとしての社長」へと進化してきたのです。

2025年4月
僕はインターネット放送局「ヨシザラジオTV」を僕が住む街「栃木県小山市」に立ち上げました。これは、社長であるあなたが自分の言葉で想いを語り、発信できる場をつくるためです。さらに、地元のラジオ局、テレビ局、新聞社とも連携し、あなたの声や想いを本物のメディアとして世に出す体制も常に準備しています。僕は、あなたの社長ブランディングを全力でバックアップするために、ここにいます。

この本では、ブランドのつくり方・発信の方法・仲間の巻き込み方まで、「社長自身が輝く」ために必要なことを、ステップを踏んでお伝えしていきます。

まずは、一言でもいい。
あなたの想いを、自分の言葉で発信してみてください。
それだけで、少しずつ未来は動き出します。

会社を変えたければ、社長自身が変わればいい。
社員やお客様に期待する前に、まず自分が本気になればいい。

その先にきっと、あなた自身がワクワクする未来が待っています。

さあ、今から一緒に、あなた自身をブランドにしていきましょう。

株式会社アド・プロモート 吉田英樹