2025年8月23日
僕は豚生まれたときから食べられるための存在だった 誰かに飼われて名前をつけてもらえるわけでもないかわいがられるためでもない この命は最初から終わりを決められていた となりの子猫がひざの上でなでられているのを見た ああ 猫 […]
2025年8月23日
僕は歯ブラシ今日もびしょびしょぬれたまま ほったらかし 朝と夜に使われるけどそれ以外の時間はずっとここで 立たされてるだけ すぐに汚れて毛先はバラバラ役に立たなくなったらすぐに新しいのに交換される となりのコップは いい […]
2025年8月23日
僕は駅のホーム動けない存在だ ここに立ちっぱなしでただ電車を待つだけ 誰にも気にされない下を向いて通りすぎていく人ばかり たまに「寒い」とか「狭い」とか文句だけ言われてすぐにどこかへ行ってしまう 電車くんはいいよな遠くま […]
2025年8月23日
僕は公衆電話いつからか誰にも見向きされなくなった 街角にただぽつんと立ってるだけ前はたくさんの人が僕のところに来てくれた 「もしもし」って声が聞こえて笑ったり 泣いたり 怒ったりいろんな気持ちが この受話器に流れていた […]
2025年8月23日
僕は石ころなんの役にも立たないただ転がってるだけのモノ 誰も僕なんか見向きもしない 踏まれたり蹴られたりつまずかれたり たまに投げられて池にポチャン それに比べて岩さんはイイよな 山の上にドンといてびくともしない みんな […]
2025年8月23日
僕なんて・・・晴れの日には誰にも見向きもされない 雨が降るときだけようやく外に出してもらえる存在しかも濡れるのはいつも僕の方だ 新しい折りたたみ傘や自動で開く高機能な傘 あの子たちは軽くてスマートでみんなに大事にされてる […]
2025年8月23日
ずっと温めてきた「僕は〇〇」シリーズ。20年近く、日々の生活の中でふと感じたことを、いろんな目線になって綴ってきました。 最初に書いたのは「僕は犬」毎朝通勤中に見かけた、鎖につながれた寂しそうな犬を見て「この犬がもし言葉 […]
2025年8月16日
僕は影君のあとをいつも黙ってついていく ときには足もとに寄り添いときには夕暮れで伸びて君より大きくなることもある 僕は分身君がいなければ僕は存在できない 人は光を求めるまぶしいものを追いかけて影なんて邪魔だと思う だけど […]
2025年7月18日
僕はダンボール 僕はダンボール荷物を入れる ただの箱 組み立てられて詰め込まれてガムテープで閉じられて 運ばれて 開けられて空っぽになってそして たいていは捨てられる 最初から捨てられることを前提につくられてる使い捨てっ […]
2025年7月18日
僕はカラス黒い羽を持ち街の空を飛ぶ鳥だ ときどき「不吉」だとか「うるさい」だとか言われる でも僕はただ今日も生きようとしているだけだ 僕たちは賢い街の仕組みも人の動きもちゃんと見ている ゴミの日も覚えてるし遠くの仲間とも […]