くじ引き人生
くじ引き人生 - 第09話

最低な奴 病院を出た夜。冷たい風が頬を打っても、胸の奥に張り付いた重さは消えなかった。 さやかの告白残りはすべてBAD命は数日 何も考える事が出来ずただ茫然と歩いていると 「お前、ずいぶん面白ぇ顔してんな」 突然、声をか […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第08話

さやかからの告白 LINEに表示された短い言葉。 「話したいことがある」 胸騒ぎを押さえられず、すぐに既読をつけて返信を打とうとした。そのとき、さらに通知が鳴る。 「今、病院にいるの」 その一文に、心臓が凍りついた。病院 […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第07話

ふたたび会える日を願って 会えない日が、続いていた。あの日以来、さやかから連絡はない。 もしかして、ただの体調不良だったのかもしれない。もしかして、急な用事が入っただけかもしれない。何度もそう自分に言い聞かせたけど、不安 […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第06話

さやかの秘密 「……意識、戻った?」 さやかは、病院のベッドで静かに目を覚ました。天井の白さが、眩しすぎて目を細めた。 呼吸が浅く、胸が痛い。点滴の針の感覚が、現実を突きつける。そして、スマートフォンの画面が目に入った。 […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第05話

届かない幸運 翌日。快晴。 陽介は少し早めに待ち合わせの公園に着いた。空は青く澄みわたり、LUCK 88にふさわしいくらい気持ちの良い天気だ。 ベンチに座り、風を感じながら待つ。今日は、彼女と再会してから初めて「ちゃんと […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第04話

偶然の再会 「……死ななきゃ安い」 あの日、BAD 100を引いて、自動車に撥ねられ、意識不明の重体になった。そして、10日ぶりに意識を取り戻したとき、スマホには【LUCK 100】のくじ結果が表示されていた。 運命の帳 […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第03話

運命は、割り勘ではない 「明日のくじを選んでください」スマホの通知が鳴ったのは、いつも通り夜の6時だった。 陽介は、アプリを開く前に一度深呼吸をした。昨日のBAD 85は、確かにキツかった。会社に送った履歴書データが消え […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - 第02話

選べる運命、選べない未来 退院の日。陽介は病院の玄関を出て、朝の空気を肺いっぱいに吸い込んだ。 「生きてる……本当に、まだ生きてるんだな」 10日前の夜、BAD 100のくじを引いた僕は、自動車にはねられて頭を強く打ち、 […]

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くじ引き人生 - 第01話

本当に死にかけた BAD100 の人生くじ その夜、僕は眠る前に、スマホに通知が来ていたのを思い出した。 「明日のくじを選択してください」※選択期限は本日23:59:59までです。 あの奇妙なアプリ【KUJI:Life […]

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くじ引き人生
くじ引き人生 - プロローグ(改訂版)

吉田英樹(55歳) 中二病が発動したのかは分かりませんが途中まで進めていた電子書籍予定「くじ引き人生」の設定を大きく変更したくなりました! 今週はず~~~っと引きこもって書籍の原稿書いていました。 今日は息抜きも兼ねて「 […]

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