先日スタッフに「サブプライムローン」ってなんですか?と質問され、
意外と「知らない人も多いんだな」と思いました。

名前ばかりが先行し言葉そのものの「意味」が分からない事ってよくある事!

せっかくなので・・・
「サブプライムローン」ってなんなの?

まず、日本語に訳す為に分割しましょう!

サブ=下位、補助、副
プライム=重要、最良
ローン=貸付、貸付金

これを組み立てると「最良とは言えない人たちへの貸付」となります。

読んで文字のごとく「良いわけが無い」でしょうに・・・・

所得の低い人やクレジットカードで返済延滞を繰り返す人などへのローン。
金銭的に信用力の低い個人を対象とした住宅ローンのこと。
それが「サブプライムローン」です。

もちろん通常の住宅ローンに比べて金利が高く設定されているわけですが、
審査がゆるい為、「自分の城」が欲しい人たちにとってはめちゃめちゃ魅力的!!

アメリカで住宅ブームがおきた2004年ごろから普及し、
アメリカでの住宅ローンを借りる人の約15%が利用していると言われています。

サブプライムローンがブレイクしたもうひとつの原因は
最初の2年間は金利が「低く」設定されますが3年目からは金利が「高く」なり、
更に「変動金利」が採用される仕組みになっています。

ちょっと考えれば分かると思うのですが、所得の低い人に貸すのですから
ローンの返済に行き詰まるケースが続出するのは分かると思うのですが・・・・

では、分かっているのになぜ流行ったのか?

それは・・・

当時アメリカは景気がとても良く家を買いたい人が増える訳ですから・・・

家を買いたい人が多い=住宅全般の値段が上がる!!

その結果「家を買ったときよりも、どんどん値段が高くなる」のです。
(バブル経済と一緒ですね~)
ですから、もし払えなくなったとしても
「家を売って借金を返せばいい」と多くの人が思ってしまったらしい!

何故なら「ローン会社」がそう言ってどんどん貸したからです!(儲かるからです)
だから、収入の少ない人が借金することができたのです。

その後どうなったのか?・・・・・
答えは明確!
住宅ブームが落ち着いた2006年以降破綻するサブプライムローンが急増!!
家が売れない=価格が下がる・・・・ローンを返せない

・・・・・当然の結果だと思うのですが・・・・

まあ、いずれにせよ
アメリカで起きた出来事が、世界中の株価を下げてしまうのですから・・・・

お金って怖いですね!

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