真実3「企業も個人も同じ」なんてことはない!

これからお伝えすることは、それこそインターネットが始まったときから変わらないことで、私も自分自身でも調査をして、間違いのない真実だと思っていることです。何かと言えば……。

企業アカウントと個人アカウントでは、そもそも表示の基準、原理が違うということです。これはもうFacebookであろうとTwitterであろうとYouTubeであろうとすべてに共通していることです。詳しく説明しましょう。

個人アカウントでやる場合、基本的には無料なのです。お金をかけなくても、投稿をすれば、ちゃんとタイムラインに表示してもらえます。まだ誰もやっていないときに個人でやっていると、広告などしなくても上位に表示してもらえますね。ユーチューバーもそうです。ところが、企業アカウントとなった途端、そうではなくなります。

何をやっても上位では表示してもらえないのです。下手をすると、表示すらされません。この真実をわかっていないと、企業アカウントで商品やサービスの告知をしてしまいます。告知することがダメなわけではないですが、誰のタイムラインにも表示されないので、やるだけムダなのです。

ここ数年は、登録者数の多いユーチューバーやフォロワーの多いインスタグラマーなどに、企業が自社商品をPRしてもらう「案件」が流行っていますが、企業アカウントは表示されにくいので、案件をやらざるを得ないわけ
です。私の感覚では、企業アカウントは月に30~50万ぐらいの広告費を使わないと、個人のアカウントと同じレベルにならないのが現状です。

企業と個人は、そもそも違う。

この事実は理解すべきです。

プランを立てるにしても、このことを知らないと、一生懸命になって企業アカウントで商品やサービスをPRしてしまうでしょう。これは真実ですが、このことをお伝えしても、なぜか皆さん企業アカウントでやりたがります。でも、プラットフォーム側の思惑は、個人にはタダで使ってもらい、利用する人をたくさん集めたうえで、売上は企業から、ということなのです。

ちゃんと表示したいなら「広告をやりなさい」といことです。Googleは検索だけではなく、地図やメール、クラウドなど便利なサービスがたくさんあります。それらを開発するのにいくらかかっているのかを考えれば、やはり、ビジネスであることに気づけるはずです。

あの仕組みを無料で使えるということは、「それを運営するために、企業は広告を使いなさい」というのが、Googleからのメッセージだと、私は思っています。

インターネットができたときから、この事実は変わっていません。ですから、お金をかけられない、かけたくないのであれば、企業アカウントではなく、個人アカウントでやらなければいけないのです。

ウェブの真実の3つ目「企業も個人も同じ」なんてことはない!

いつの時代も変わってないですよ、これ。