僕は影

僕は影
君のあとを
いつも黙ってついていく

ときには足もとに寄り添い
ときには夕暮れで伸びて
君より大きくなることもある

僕は分身
君がいなければ
僕は存在できない

人は光を求める
まぶしいものを追いかけて
影なんて邪魔だと思う

だけど光があるからこそ
僕は生まれて
ここに立っている

僕がいるから
光の向きを
君は知ることができる

僕は影
嫌われ者かもしれない
でも君を証明している

君が笑えば揺れ
君が泣けば沈み
君が止まれば僕も止まる

僕は影
逃げられなくても
最後まで君と一緒にいる