【序章】あなたはいま、どのステージにいますか?
【序章】あなたはいま、どのステージにいますか?
もし今「自分はどのステージにいるだろう?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか。
まだ親や誰かに守られている段階かもしれない。
あるいは、自分の力で働き、生活を支えている最中かもしれない。
挑戦を続けて壁にぶつかっている人もいれば、誰かのために力を注いでいる人もいるでしょう。
大切なのは「正解がどこか」ではありません。
自分が今どの位置に立っているのか?その現在地を漠然とでも思い描くことです。
そこから初めて「次に進むために、どんな壁を越える必要があるのか」が見えてきます。
では、いちばん上のステージには何があるのでしょうか。
多くの人は「成功=お金持ちになること」「裕福な暮らしを手に入れること」と考えがちです。
実は僕自身も、若いころはそう信じていました。
稼げば自由になれる、豪華な暮らしこそゴールだ! そう思って働き続けた時期があります。
けれど、実際にお金が増えても、心の中の空虚さは埋まりませんでした。
むしろ「次はもっと」「まだ足りない」と、終わりのないレースを走らされているような感覚になったのです。
逆に言えばどんなにお金を稼いでも、資産を増やしても、
自分のことしか考えられない人は、ステージとしてはとても低いと僕は思います。
年齢が高いから偉い。
高価なものを身につけているから偉い。
そんな思考で生きている人を、僕は何度も見てきました。
しかし、それは表面的な豊かさにすぎず、ステージを上げたとは言えないのです。
この本で語る「最上のステージ」は、そうした幻想とはまったく違います。
そこに待っているのは「誰かに必要とされる実感」や「自分の存在が誰かの未来につながっている感覚」です。
お金や地位がなくても、人から感謝され、信頼される。
そして、自分が生きてきた意味が少しずつ形になっていく。
たとえば、若いころは自分のために頑張っていた人が、気づけば誰かのために動くようになる。
そのときに感じる喜びは、豪華な暮らしや数字で測れる豊かさとは比べものになりません。
それこそが、人生の最上ステージに広がる世界です。
あなたはいま、どのステージにいますか?
そして、その先に待っている景色を、想像できますか?
それでは第一章から、自分の現在地を見つめていきましょう。


