【13】評価制度をつくれば会社は変わるのか?

評価制度をつくっても会社は簡単には変わらない

「評価制度を整えれば、社員の意識が変わる」
「公平な評価が、組織を強くする」
これも多くの経営者が一度は信じる常識です。もちろん、評価制度がまったく不要だと言うつもりはありません。ただ、僕の経験上、評価制度をつくったら会社が良くなったことは無いです。逆に僕の記憶が正しければ評価制度を導入した途端に「数字だけを見る社員が増えた」「評価されるための行動しかしなくなった」「チームワークが崩れた」事を覚えています。

評価制度は、会社を良くする魔法のような処方箋に感じてしまい、ついつい評価制度を作ろう!と、基準のあいまいな評価をしてしまいます。制度を導入すれば何かが動く、という期待そのものがズレているのです。もう反省しかありません

評価制度が機能しない本当の理由

評価制度がうまくいかない理由は、とてもシンプルです。評価の前提となる「役割」と「期待」が曖昧なままだからです。

・何を期待されているのか分からない。 
・どこまでやれば達成なのか見えない。
・上司によって評価基準が違う。(コレが多い)


こんな状態で、どれだけ立派な評価シートを作っても意味などありません。社員から見れば「管理されるための道具」にしか見えないからです。

評価制度は本来、人を動かす仕組みではなく結果を整理するための仕組みにすぎません。

役割も責任も目的も共有されていない会社で評価制度だけを先に入れると「不満と不信感」を増幅させるだなのでくれぐれもご注意ください。

会社を変えるのは制度ではなく社長の姿勢

会社が変わるかどうかを決めるのは評価制度ではない事はお分かりいただけたかと思います。会社を変えたければ社長が変化しなければ意味が無いのです。

社長が数字だけを見ていれば、社員も数字だけを追います。
結果だけで社員を判断すれば、そのプロセスは完全に無視されます。

結果として挑戦するスタッフがいなくなります。まぁリスクしか感じない挑戦など誰もしませんからね。


本当に見直すべきなのは制度ではなく自分は社員の何を評価したいのか?その一点なのだと思います。評価制度をつくれば会社が変わるのではなく社長の覚悟が定まったとき評価制度は初めて意味を持ち「カタチ」になるのではないでしょうか?