僕は灰皿

僕は灰皿
テーブルのすみに置かれて
いつも煙に包まれていた

トントンと灰を落とす音
ふぅっともれる溜め息
ときには語り合う夢の言葉も
みんな僕が静かに受け止めていた

今はもう
ほとんど誰にも使われない
ただの置き物のように
片すみに忘れられている


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