第2章:人関関係のやらない決断(5)
(5)友人と自分を比較しない、競争もしない
人はつい、自分と他人を比べてしまうものです。特に友人という近しい存在ほど、成功や評価、生活の充実度などを無意識に比べてしまいがちです。「あの人はもう家を建てた」「良い仕事に就いている」「家庭も順調そうだ」と、、、
そう感じた瞬間、自分の足りなさに焦りを感じたり、競争心が芽生えることがあります。
僕自身もそんな気持ちを抱えたことがありました。僕が借金地獄で貯金が全く無かった時に友人がマイホームを建てた時、正直なところ、自分の生活はいつまで続くか分からない市営住宅での質素な生活。心から友人を祝いたい気持ちがありつつも、「自分は何をしているんだろう」と劣等感が湧き上がってきたのです。
友人と自分は人生のステージもタイミングも違います。比較してしまうと、必要以上に自分を責めたり、余計な競争心が生まれてしまい、せっかくの友情にヒビが入ることさえあります。それは本当に意味のある競争でしょうか?
友人とは、競争相手ではなく、人生を共に楽しむ仲間であるべきです。比べることよりも、互いの違いを認め、応援し合える関係の方が、ずっと健やかで気持ちの良いものです。たとえば、自分にできないことを友人が達成したのなら、素直に「すごいね」と称賛し、自分もまた自分のペースで前に進めばいいのです。
競争ではなく、支え合い
勝ち負けではなく、励まし合い
互いに背中を押し合える関係こそ、人生を豊かにする本当の友情ではないでしょうか。人生はマラソンのようなもの。それぞれのペースで走っていけばいい。早い人もいれば、ゆっくり進む人もいる。
ゴールは誰も決められないし、競争する必要もありません。だからこそ、自分のペースを大切にし、友人のペースも尊重する。それが本当の意味での友情だと、僕は思います。

