第3章:日常生活のやらない決断(3)

(3)未来の不安を手放す

病気への不安、死への不安、痛みや苦しみへの恐怖、そしてお金が無くなればどうしようという生活への不安。未来に対する不安は尽きることがありません。でも、その不安を完全に無くすことはできないのです。

だからといって、未来に背を向けて見ないようにするのではありません。僕が伝えたいのは、不安な未来も、いざその時になってしまえば、意外とうまく乗り越えられるということです。どんなに不安に思っていても、現実のその瞬間になれば、案外人は柔軟に対応できるものです。

未来の不安に直面した経験談

かつて僕も、原因不明の体内に起きた炎症反応によりガンが疑われ、検査の日々が続きました。最初は不安で夜も眠れませんでしたが、意識が耐えられなかったのか、思考を停止した途端に「絶対大丈夫」という根拠のない自信が沸いてきました。

その気持ちが好転したのか、いまだに炎症反応はありますが、こうして元気に暮らせています。あの時感じたのは、人間の心の強さと、不安を抱え続けることの無意味さでした。

パートナーの存在が力に

僕にとってパートナーの力を実感したのは、会社の危機が訪れたときです。売上が下がり、存続が危ぶまれる中で、信頼できる仲間だけが最終的に残りました。もしその時、会社に依存するスタッフが残っていたとしたら、僕一人の力では1億%会社を維持存続することはできませんでした。

逆に言えば、この少数精鋭のメンバーが揃っていたからこそ、今の会社は最強になったのです。会社の危機は一見ピンチに見えても、本当に必要なパートナーが残るチャンスでもあったのです。

不安を手放すコツ

僕が実践している不安を手放すためのコツは、たった3つだけです。

  1. 毎日寝る前に自分自身に「大丈夫何もかもが上手く行く」と暗示をかける
  2. 深呼吸をして心をイメージし身体の中心にゆっくりと落ち着かせる
  3. 「人世はなるようにしかならない」と信じる

この3つを意識するだけで、不安は自然と手放すことができます。特に「なるようにしかならない」と腹をくくることで、未来に怯えることがなくなりました。未来を安心して迎えるために、最も必要な財産は「お金」ではありません。

僕が信じているのは、元気に過ごすための「パートナー」の存在です。信頼できるパートナーが一人、また一人と増えていけば、それはやがてパーティーのようになります。

人生のGOALを迎えるとき、最高のパーティーメンバーに見送ってもらえたら、それ以上の幸せはありません。それが僕の未来に対する希望です。だからこそ、今は大切な人との信頼関係を少しずつ築いていくことを大事にしています。

不安を完全に無くすことはできなくても、信頼できる仲間がいれば、不安は自然と小さくなっていきます。今では、僕はもう不安に囚われていません。不安は完全に手放すことができました。未来に怯えるよりも、大切な人と共に歩んでいくことこそが、人生にとって一番の安心なのです。